エクセルを使っていると、結構オートフィルターを多用することがありますが、Numbersでも同様な動きができないか調べていたら似たような機能がありました。後述しますが、完全互換というわけにもいかず使いやすさやわかりやすさについてはやっぱりエクセルには未だ及ばないというところが現状かなとは思いますが、エクセルを購入するとうん万円のソフトウェアを購入(サブスクリプションでは1,000円/月前後で購入可能)するよりは標準でついているものでなんとかしようと試行錯誤しているので、同様の機能をいろいろと創作中です。早速Numbersのフィルター機能を使っていきましょう。
動作環境・検証環境
まず初めに唱える呪文ですね。使用環境は次の通りです。
端末名 | バージョン |
OS(Macbook Air) | Cataline 10.15.3 |
iOS(iPhone X) | 13.4 |
Numbersバージョン | バージョン6.2.1(6529) |
エクセルでの動作確認
エクセルでは「オートフィルタ」と呼ばれている機能についてどのような動作をするのかをみていきたいと思います。まずはした図のようにエクセルで買い物リストを作ってみます。
 |
画像1:買い物リストExcel |
画面上部にあるリボンの「ホーム」タブのフィルターメニューから「フィルタ」を選ぶと一番上の項目セルの右下に「▼」のマークがついた小さい枠が表示されます。
 |
画像2:フィルタ表示Excel |
そのマークがついた枠をクリックすることで、フィルターをかけたいメニューが以下図のように表示されます。
 |
画像3:抽出項目選択Excel |
抽出したい項目以外のチェックを全て外して、メニュー下部の「OK」ボタンをクリックします。今回は「金曜日」を抽出してみたいと思いますので、「金曜日」以外の「木曜日」と「土曜日」のチェックを外します。
 |
画像4:項目選択後Excel |
「購入する日」が「金曜日」のみ抽出されました。
 |
画像5:フィルタ結果Excel |
Numbersで同じように操作するには
Numbersでも同じデータを使います。
 |
画像6:買い物リストNumbers |
Numbersではエクセルのように列を指定してフィルターボタンをつけることができません(探せなかったというのが正解かもしれない)。Numbersの画面右上に「三」が逆になったようなマークが「○」囲われているので、クリックするとすぐ下にメニューが出てきます。メニューの「フィルタ」タブをクリックすると、フィルタのメニューに切り替わるので、この中の「フィルタを追加」というプルダウンのボタンからフィルタリングしたい列を選択します。
 |
画像7:フィルタ表示Numbers |
フィルタリングしたい列名を選択すると、フィルタリングルールのメニューが表示されます。今回は「・・・である」を選択します。
 |
画像8:フィルタリングルールNumbers |
エクセルでの条件と同じ条件「金曜日」と入力して「エンター」を押します。
 |
画像9:フィルタ項目入力Numbers |
下の図の通り結果がでました。
 |
画像10:フィルタ結果Numbers |
(おまけ)iPhoneで同じように操作するには
iPhoneでNumbersを使えることは過去投稿でやったので割愛するとして、iPhoneのNumbersでも同じようにフィルタをかけることができます。PC版とボタンの位置は若干違いますが、同じマークがあるのでそこをタップすると次のような画面に切り替わります。同じ容量でフィルタしたいテーブルを指定して後は条件を入れるだけ。
 |
画像11:iPhoneでフィルタリング |
エクセルとNumbersの比較
エクセルとNumbersのフィルタ機能について比較しましたが、使い慣れているのか、こう言った機能が豊富なのかは調べきれていないところですが、やっぱりエクセルに軍配が上がりましたね。ただ、エクセルは購入すると永久ライセンスでも3万円〜4万円くらいはするので、標準でインストールされているNumbersもコスト面ではとてもメリットがあるので、局所的にこの機能がないから劣っているということも言えなさそうです。使い方次第ではNumbersでも全然事足りるほどのことができるので、Macを使っていて表計算がしたいけどエクセルは高くて手が出せないという方にはNumbersを使い倒すことができるといいですね。取り留めもなかったですが、「フィルタ」機能に関しては使い勝手はエクセルがいいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿